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卒業生情報

展覧会報告 | Part Ⅱ 浅井繁喜展 名古屋市栄「ギャラリー無我」

短大5回生 浅井 繁喜 さん 画家

邦友会誌 Vol.22(1994.3)に掲載された記事より

名古屋市栄「ギャラリー無我」で開かれた8回目の個展会場へ5回生の浅井繁喜さんを訪ね、お話を伺いました。(担当:高木・牧野)

プロフィール

東邦短大卒業後、教員の資格を取るために武蔵野美術短大へ再入学。教員採用試験に合格し、念願の教師となる。現在、名古屋市港区の中学校で教鞭をとりながら、3・4年に一度作品を発表している。

今回の個展のテーマは?

北海道をテーマにしました。これまではどこというのではなくて、島とか山や岬といったテーマを選んでいたのですが、北海道は雄大ですからそれだけで十分題材に出来る場所がありますからね。

油絵はいつごろから始めましたか?

東邦高校の1年生の時です。中学の恩師が美術の先生だったので、そこへ習いに行っていました。その頃から、美術集団の春陽会などへ出品したりしていました。高校3年生の学園祭にはクラスの出し物に、20数点の作品を教室に展示したこともありました。

人物画は描かないのですか?

学生の頃は、ひととおり描きましたが、人物画はモデルを探すのも大変だし、時間が制限されて絵に没頭しづらいので、就職してからは自然を描くことが多いです。それに、私はテーマを決めたら必ずその場所へ行ってスケッチをしますから、いろんな所へ旅ができるのも楽しみなんですよ。

絵の魅力とは?

絵を通して、多くの人と対話できることです。

学生の頃の成績は?

美術以外はだめでした。少年期は画一された学校教育が肌に合わず、美術においても学外の展覧会の方が才能を認められて入賞することが多かったです。

短大時代の思い出は?

1年のとき、学園封鎖を解くために旧学生会館に寝泊りして封鎖を解いたことと、原先生と古文書やミイラを見に行ったりしたこと。教師との交流も盛んで実にアットホームな学校で楽しかったです。

次に描きたいテーマは?

ギリシャのとある岩の頂きにある街を描いてみたいです。広々とした自然の中に身を置くと、一日中でもそこに居て絵を描きたいという気持ちになります。時間の制約さえなければ色々な絵を描きたいですね。

取材を終えて

浅井さんは、中学の教師でもあり同窓会の役員としても活躍されていますが、私たちの間では親しみを込めて「浅井先生」と呼ばせてもらっています。気さくで優しい方なんですよ。
この個展の紹介が新聞で絶賛されている。一部を紹介いたします。

【名古屋タイムズより】

「湿原」は光と影が微妙に響き合ったさわやかな情景で大気の流れを感じさせる。(中略)油絵はいずれもペインティングナイフだけで処理し、色面構成に重点を置いているだけに見慣れた油絵作品と違って新鮮な心象を与えてくれよう。