teacher12山本 信彦 先生
FOR YOU TALK | INTERVIEW 12 自分を大切にしてください。
山本 信彦 先生
1992年9月の邦友会誌 Vol.19に掲載された「FOR YOU TALK」記事より第6回を迎えたHOYU TALK。今回は、簿記・会計学などでおなじみの山本正彦先生の登場です。
Qプロフィールを教えてください
昭和21年3月21日生まれの25歳です(笑)。
山口県の生まれです。父親の仕事の関係で愛知県に来ました。そして、小学校の4年生までは蒲郡、小学5年生からは豊川で過ごしました。大学は東京の明治大学経済学部を卒業しました。
Q家族構成を教えてください
4人家族で、妻と小学校5年生と2年生の女の子です。
休みの日はもっぱら家族サービスです。遊園地へ行ってジェットコースターやフライングカーペットに娘たちは平気で乗っていますが、実をいうと僕は高所恐怖症なので見ているだけなんです(笑)。
Q大学時代の思い出を聞かせてください
ボーリングを例にとると東京青山に、青山ボウルという日本で一番古いボーリング場があって友人がそこでアルバイトをしていて、当時学生1レーン1時間400円でした。
朝しか開放してくれなかったので、大学の講義が始まる前に行ってよくボーリングをしていました。当時の実力は?というとプロ並のスコアーがでてたんです。
Q本学との出会いは?
大学3・4年生になり将来を考える時期に、父親が税理士をしていたのでその関係で税理士の資格も取りたくて、大学院に上がると資格がもらえたので大学院に進み将来の方向を決めました。
そして、愛知大学経営学部長の川合先生の紹介で東邦短大が教員を公募していることを聞いたのが15年前のことです。(今年の4月に15年勤続で表彰していただきました)それまで東邦短大のことは知りませんでした。
Q先生の趣味は?
趣味はたくさんあります。何でも遮二無二やるんです。そしてある日パッとやめてしまうんです。
現在はゴルフと園芸と文鳥を飼っています。
ゴルフは練習代だけで車1~2台分は使っていますね。クラブ代には、中古車1台買えるぐらい使っていますよ。
最近は文鳥が卵を産んでいつもより30分早く起きて鳥かごの掃除をしています。
Q先生から見た昔の学生とは?
昔の学生は、大学に入ってから一生懸命勉強したものです。
そして、みんなで一緒にやろう!という時代だった。夏には馬篭に、簿記1級の合格の為に合宿に行き、朝から晩まで勉強したものです。
また、僕の知っている学生で104単位取った学生がいましたよ。
Q何かおもしろいエピソードはありますか?
昔、会計税務コースというのがあって、ゼミを今のようにやっていなかったので、会計税務コース全員を集めて、毎時間、毎時間、問題をやっていた時があったんだよ。法律のグループと簿記会計のグループに分かれて1回おきに交替で授業をやっていて、別に教えなくても何でもよかったんだよ。問題を毎回5~6枚作ってそれを2時間かけて解くんだよ。よく、法律の問題を解かされたもんだよ。「先生、これできる?」って……
問題を作るにあたって、今の女子寮の近くにあるマンションの一室を借りて、そこにみんなで集まって色々な話をしながら問題を作ってたんだよ。それで、大富豪をしたりして夜中起きているから、おなかがすいて罰ゲームで打越にある吉野屋の牛丼を買いに行ったりしてたよ。
Q今の学生と昔の学生との違いは?
まず、年齢を感じるようになりました。ジェネレーションギャップが、だんだん広がってきました。最近ついていけません。自分は若いつもりですがね。
また、僕が来た時よりは、今の子の方が成績は優秀ですが昔の子の方がおもしろかった。そのように感じるのはやはり僕が若かったからだと思います。
昔は、よく旅行に行きました。学生に「行こうか?」と言うと「行こう!」と答えがよくかえって来ました。ここ5年位、旅行に行くことには賛成で手を上げるのですが、それ以上話は進まずアルバイト中心なのか休みがあわずゼミ全体がまとまらないね。強制してやるものではないので旅行はしていません。
また、もう一つ昔との違いは講義中の私語。10年前はなかったよ。5年位前から教室でジュースを飲んでいる子が増えたんだよ。
Q最後に卒業生に一言お願いします
自分を大切にしてください。
取材を終えて
今回は、学校の食堂のテラスで対談しました。
先生の家族思いの面を知ることができ、また趣味の話に花が咲き、先生の意外な面を見つけ出すことができてとても楽しかったです。
お忙しい中、私たちのために時間をさいていただきましてありがとうございました。
(担当:神谷・石田・柴田・塩谷・阿部)